読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1991年6月発行 広報よみたん / 4頁

【見出し】ユンタンザむらおこし物産展 物産振興の方策を求めて=物産振興シンポジウム=求められる生産体制の確立 【写真:1:買物客でにぎわう各テナント:ヒット商品となった紅いも菓子:ほとんど売れつくしの読谷山紅いも:仲田幸子一行のお笑いに広場は大爆笑:新開発の紅いもシャーベットも売れ行き上々:期待のかけられている村漁業の養殖事業】

 三月二三日、二四日の両日「ユンタンザむらおこし物産展」(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社)が、残波岬いこいの広場で行われた。
 会場内各テナントには、本村の特産品がズラリと並べられ、内外より大勢の人出で賑い、又、ステージでは民謡あり、お笑いありのバラエティーショーが繰り広げられ、詰め掛けた人々を楽しませた。
 初日に開かれた物産振興シンポジウムでは、宮城弘岩県工業連合会専務理事が「読谷村の物産振興の現況と今後について」-と題して基調講演を行った後、山根安昇琉球新報社事業局長をコーディネーターに、山内徳信村長、嶺井斉県物産振興会専務理事、松田昌彦村商工会長、松田善康村農協長、古堅宗達村漁協長、当山弘村経済振興課長、長浜徳松沖ハム社長、秋山和幸村物産開発グループ代表の八氏が、本村物産振興の方策を探ろう-と意見を交わした。
 紅いもや読谷山花織、ヤチムン(焼物)に代表されるように、本村の気候、文化、風土を活かした特産品づくりは、一定の成果を上げつつも、供給が需要を充たしきれない状況にあり、供給体制の確立は大きな課題となっている。
 シンポジウムでは、第三セクター方式の導入をも含めた組織力の強化、情報源の収集、技術開発や品質の管理・開発、意識の変革、発想の転換等々が挙げられ、物産振興への展望が開かれた。

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