読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1991年7月発行 広報よみたん / 1頁

【見出し】野鳥はおともだち=親子バードウォッチング= 【写真:1】みつけたー

 初夏の日差しがまぶしく映える比謝川河畔。
 手に双眼鏡やカメラを携える多勢の親子連れの姿があった。
 ”野鳥の生態とその環環について考える”をテーマに、五月十九日午前、バードウォッチング(鳥の観察や鳴き声を楽しむ)が二十九家族約九十人が参加して、比謝川河口、残波岬展望台の観察コースを散策した。
 出発に先だって、村中央公民館で行なわれた開講式では、沖縄野鳥研究会・嵩原建二講師が「観察するときの心得」と「地域の自然を見直しながら、地球規模の環境を考えましょう」とわかりやすく説明。この後、参加者は車に分乗してウオッチングに出発した。
 中部で唯一残された水辺で、マングローブの群生する比謝川河口では、小鳥のさえずりに耳を傾け、木の枝にぶらさがるコーモリを見つけて「吸血コーモリだー」と歓声をあげ、残波岬においては勇壮に飛ぶ海鳥の様子に感激し、ふだん観察できない鳥を見つけ、自然とのふれあい、親子のスキンシップを深めながら、バードウォッチングを楽しんだ。

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