家畜の法定伝染病に指定され、養鶏業者に最も恐れられている鶏のニューカッスル病が五月十日、二十一年ぶりに大里村で確認され、約四万羽の鶏が、まん延防止のため屠殺処分されました。
村経済振興課においても村内養鶏場を対象に対策を講じ、五月十七~十八日の両日、職員総出で県とタイアップしてニューカッスル病の緊急予防注射を実施しました。
村内で予防注射を行った養鶏は約六万羽。一羽々に次々とワクチン投与の注射を行ない被害のまん延防止に努めた。
※予防注射を受けていますか?
養鶏農家の皆さん。ニューカッスル病は鶏の法定伝染病です。
昭和四五年旧羽地村において、この病気が発生し、部落中の鶏(二十万羽)、卵、そして糞にいたるまで処分されています。
※いつ発生するかわからない!
この病気は多くの鳥類が感染するので、渡り鳥やレース鳩の移動などで伝染することがあり、従って沖縄にいつ入って来るのか、わかりません。
※発生してからでは手遅れです
ニューカッスル病が伝染してからでは予防接種をしても間に合いません。大被害を蒙らないようにワクチンプログラムに沿って正しい予防をしましよう。
※不活化ワクチンの接種を必ず受けるようにしましよう。生ワクチン投与だけでは、この病気を防ぐことはできません。
※ニューカッスル病はウイルスで感染する鶏の代表的な伝染病。臨床症状は、緑色の下痢便で開口呼吸の後死亡する。
鳥類のみの病気で人畜には心配なく、発生養鶏場からの卵も、仮に人間が食べても悪影響はないとのこと。
(問い合せ先)
読谷村役場・経済振興課