日頃、絵の具の香りのする「よみたん福祉作業所」
五月二〇日午後、作業所内にはあま~い薫りが漂い、屈託のない明るい笑い声がこだました。 ”奉仕・友愛・勤労”を指針として、ボランティア活動を積極的に展開する読谷高校家政科。
その家政科に属する家庭クラブの代表四人(国吉貴子・友江清子・知花朝美・兼村千奈美)が顧問の真喜屋則子教諭と共に、焼きたての手作りポーポー、クッキーを抱えて村総合福祉センター内の「よみたん福祉作業所」を訪れた。
これは、五月の「家庭クラブ週間」にちなんで行なわれている行事の一環で「地域において、自分達で社会に役立つ、何か出来るものはないか」として取り組まれたもの。
読谷高校家庭クラブといえば、毎年村内の福祉施設の慰門、奉仕活動を継続して実践。その奉仕精神は、今や同クラブの伝統行事にさえなっている。
このことは、福祉関係者からも喜ばれ、また、村内外からの評価も高く、今後の活動がますます期待されています。
今回の訪問では、地域の食文化を巧みに取り入れた、読谷名物のポーポーを作るなど、その創意には感心させられるものです。
ふっくらと狐色に焼き上がって、まだぬくもりが伝わるポーポーは、三年生を中心に部員十二名が真心を込めて約三時間をついやして調理したとあって、頂いた作業所の皆さんも、しばし作業の手を休め「おいしいね」と差し入れのポーポー、クッキーに舌鼓をして喜び、感謝を述べられた。
この後、生徒の皆さんと作業所の皆さんとで一緒になって、テーブルを囲み、なごやかに親睦・交流を深めていました。
読谷高校家庭クラブの皆さん、おいしいポーポー、ほんとうにありがとう。