すべての精神薄弱児者の生涯の幸せを求め、地域社会における安定した生活保障と「ともに生きる」社会の実現を目指して、読谷村障害児を守る父母の会(宮里弘会長)では六月二十二日午後、総合福祉センター内で「平成二年度・定期総会」を開催した。
父母の会では”人としての尊厳にふさわしい処遇の確立””完全参加と平等”を主題に、生みの親、育ての親、職親、あらゆる立場から今日まで運動を強力に推進してきました。
総会には、八○人余が参加し、これまでにない盛り上がりをみせ、平成二年度の経過報告・決算及び平成三年度の事業計画等、十四議案にも及ぶ多くの議案を全会一致で採択しました。
特に今回の定期総会においては、父母の会十五周年記念事業として「通所授産施設読谷かりゆし学園の法人化」が総会決議され、大きな拍手が沸き起こりました。
熱き希いに活きる人
幾とせ重ねて今もなお
共に語らんまこともて
手と手をつなぐ母われら
と、”手をつなぐ母の歌”の歌詩に見られるように、父母の会では今後ますます連携を密にしながら地域社会の”共感と理解”を得、手をつなぐ輪を広げ、運動の強化になお一層努力することを誓っている。
尚、役員は実績が高く評価され、留任として承認されました。
会 長・宮里 弘
副会長・上地政子
副会長・宮里のり