読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1991年10月発行 広報よみたん / 11頁

【見出し】プロゴルファーを夢みて?!  【写真:1:塁君:純一君】

 ゴルフ界の底辺拡大かつ青少年の健全育成と高齢化社会に喜びを与えることを目的に、七月二十五・六日に第一回沖縄ジュニア、シニア、グランドシニアゴルフ大会(主催・南山カントリークラブ、沖縄タイムス社)が開催されました。この大会には、ジュニア(小・中学生の部三十五人、高校生の部三十五人)、シニア、グランドシニアの部に四十二人の合計百十二人がエントリーしていますが、その中に、本村の楚辺区からもジュニアの部に中学生二名が出場。
 大会にエントリーしたのは、
●松田 塁君 (中学三年生)
●比嘉純一君 (中学三年生)
の二人で、松田君は初日80(38・42)で四位と上位にくいこみましたが、最終日85(42・43)と調子を落とし合計備で九位に後退。
また、比嘉君は86(39・47)の十五位と出遅れましたが、最終日にはよく健闘、73(35・38)の好スコアをマーク。合計159と六位に浮上。二人とも記念すべき第一回大会でベストー10内にはいる成積を納めるという健闘をみせました。
 松田君、比嘉君は大のスポーツマン。楚辺区で毎年開催される区民ソフトボール大会では「松田ファミリー」、「池原ファミリー」にあっても活躍。特に、この両ファミリーチームは、強豪Aチームにランクされるが、双方とも優勝の実績をもち、ソフト大会では常に優勝候補ナンバー一。それだけに二人とも明朗活発で友情もあつく、今回のゴルフコンペにも仲良くエントリーした。出場するにあたって二人の両親は、出場することには賛成しつつも、「大会参加費については自分の力、責任で行なうよう」と叱陀激励。二人とも自分のこずかいを出しあっての出場となりました。
 このことは、「健全育成」という大会の趣旨を踏まえた、単に参加させるということだけではなく、「自己責任を与える」という両親のすばらしい啓蒙、啓発の教えと言えましょう。

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