読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1991年12月発行 広報よみたん / 2頁

【見出し】国道バイパス計画具体化へ(南部国道事務所) 【写真:バイパス計画の説明会】

 国道58号の交通渋滞を解消し、国道嘉手納バイパスの建設を全村民的な課題として受けとめ、共通理解のもと協力体制を確立し、その早期実現を目指すために平成元年八月、『国道嘉手納バイパス建設促進読谷村期成会』(会長・山内徳信村長)が設立され、国道バイパス実現に向けての取り組みが行われてきました。
 以来、建設事業を主管する南部国道事務所は事業計画を進めてきましたが、この程(十月四日午後)、村中央公民館において期成会に初めて具体的な路線計画の説明会が催されました。
 路線は、嘉手納町兼久から親志までを結ぶ全長九・一㌔、片側二車線(幅員三十㍍)。今回の説明では、比謝川大橋との連結で、比謝川河口から渡具知、古堅南小学校西側、トリイ通信施設内を通り、県道6号線・大木までの一部約二・五㌔のルート。
 バイパスはトリイ通信施設内を通過するが、米軍との調整をほぼ完了(開通時は未定)したのに伴い説明会がもたれたもので、南部国道事務所では、今後、地元説明会を開き、現地測量、道路設計、用地測量など、具体的な作業を実施するとしている。
 国道バイパス計画がいよいよ具体化されることについて、山内村長は「村民が長年待望していた国道バイパスの実現に向け、期成会としても早期開通に積極的に協力していきたい」と語り、熱意を示しました。

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