ある日の午後(十一月十五日)、役場も閉庁まぎわに、元気なおばぁさんが山内徳信村長を訪れた。
山内村長を訪れたおばぁさんは比謝四四一番地(渡具知区)にお住まいの、佐久本カマドさん八十八歳。
カマドおばぁさんは、自身が米寿を迎えたことから、祝賀会を催するとあってその喜びを直に村長に面会してお話するために訪れたもの。訪問を受けた村長は、カマドおばぁさんの思い出話に、終始笑顔で応えながらも、カマドおばぁさんの流暢な大和口(日本語)の言葉と、遠い昔の恩師の名前や勉学に勤しんだことの記憶力(小学校に習った「梅干しの本」の内容を記憶しておられる)の素晴らしさに感嘆。村長とカマドおばぁさんは、しばし時を忘れ和やかに懇談して楽しい一時を過ごされました。
カマドおばぁさんは、テレビを見るのが何よりも楽しみの一つだと語られ、特に時代劇ドラマの”水戸黄門”が大好き。時々は畑作業も手伝う程の元気ばぁさんで、食事は好き嫌いなく何でも食べるという。
お肝美らさ 竹と糸柳
年の甲や 宝御ち拝む