読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年3月発行 広報よみたん / 3頁

【見出し】技と美の芸術品を一堂に 92やちむん展(1月7日~3月28日) 【写真:技と美に感動】金城次郎、金城敏男(読谷壺屋焼、座喜味2677)国吉清尚(国吉壺、座喜味2705)山田真萬、玉元輝政、金城明光、(読谷山焼、座喜味2653)島袋常秀(読谷壺屋焼、座喜味2748)上江洲茂生(茂生窯、座喜味2898-1)徳里政宜(とくさと陶宛、座喜味988)與宏文(呂雨弥工房、高志保1525-1)玉田彰(青風窯、楚辺2108-1)知花礼子(玲子窯、儀間8)松田昌幸(残波焼、宇座51)大宮育雄(真南風工房、長浜606)比嘉康雄(波平1812-2)知念文吉(古堅窯、古堅230)天久昭信(波平陶園、波平286)久場政一(南陶窯、伊良皆451-2)宮川文英(英房、座喜味636))

 村内で活躍する窯元の秀作を一堂に展示した「’92読谷やちむん展」が一月七日から村立美術館(宮城元信館長)にてオープンしました。
 (同展は今年で二回目)
 展示会には、村内二十四ヵ所の窯元(陶芸家)から十八人、五十五品目にわたる壷類や花瓶、獅子、大皿、酒器やコーヒーカップセットなどの力作を出品。また、人間国宝の金城次郎氏が十二月に窯出しし、美術館に収蔵した魚絞の壷三点の作品も展示されている。
 この日に催されたオープンセレモニーでは岳原宜正教育長が「文化村読谷を象徴するやちむんの力作が一堂に集められていることは素晴らしいことである。一人でも多くの村民が観賞してください」と呼び掛け、安田慶造助役は、出品に協力して頂いた陶芸家に感謝の意を述べながらも「第二回目を迎え、個々人の作品にも創作的に変わってきている。十八人もの陶工の個性ある精魂込めた作品が一堂に展示されるのは珍しく、素晴らしいとの評価がある」と挨拶。また、出品した陶芸家を代表して山田真萬氏が「地元、地域に根をはることができ、飾って頂ける場所のあることは喜ばしいことである。今回は色塗りも形も特色ある新作など、出品者が年々力を上げた作品がそろった。今後も村民の協力を得ながら頑張っていきたい」と語りました。
 主催者の宮城館長は「読谷の技と美を集めた力作、秀作が展示されているので多くの人々が見てもらいたい」と呼び掛けています。
 多くの村民がご観賞下さい。
【展示期間】
▼平成四年一月七日~三月二八日
▼開館時間は午前九時~午後五時(月曜日、祝祭日は休館日です)

※表。

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