読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年1月発行 広報よみたん / 9頁

【見出し】多彩な舞台に感動!古堅中学〈自主的・実践的に!〉「学習発表会」 〈築こう夢と希望を自らの手で!〉「文化祭」 読谷中学校 【写真:琉舞「鶴亀」:ダンス「イッツオーライト」 読谷中学校 【写真:舞踊「真福地ぬヘイチョウ」:伝統の「棒術」を演じる】

 十一月十五日、村立・古堅中学校(古堅宗明校長)で「’92年度・学習発表会」が行なわれ、作品展示会や舞台演技、スポーツ大会などで賑わいました。
 教諭や生徒、学校にとって体育祭と交互に隔年毎に催される学習発表会は、学校行事の中でも大きなウェートを占めるイベントであり、日頃のクラブ活動や部活を始め学校生活における活動成果が発表される中学生の晴れ舞台でもある。それだけに、生徒らの発表会に向けての意気込みと熱意は、教科・クラブによる習字や作文、写真、絵画、壁画、彫刻、模型、動物のぬいぐるみなど、多岐ジャンルにわたる作品を展示した「展示部門」や、グラウンドでの女子ソフト紅白試合、野球招待試合の「演示部門」、また、体育館で行なわれた「ステージ部門」の舞台発表に素晴らしい成果となって表れた。
 観覧する生徒達を含め多くの父母らが参観に訪れる中、舞台ステージでは「かぎゃで風」の琉舞によってステージが開演。ダンスや合唱、意見発表、琉球舞踊、英語弁論、リコーダー合唱、吹奏楽演奏と学習成果が次々と披露され、舞台ステージに展開される多彩な演技は観覧者を魅了。中学生のほとばしる情熱と躍動する様子に、会場内からは万雷な拍手が鳴り響きました。
 ”築こう夢と希望を自らの手で!”を統一テーマに、読谷中学校(塩川玄祥校長)では十一月二十九日に「文化祭」を催し、舞台発表や作品展示会などで賑わいました。
 同校の文化祭は、舞台発表を中心とした合唱や種々演舞、ダンス、伝統芸能、意見発表、器楽演奏などに多彩なプログラムを展開。特に今回の文化祭では、生徒会が中心となって学校での学習成果の発表だけでなく、主体的に地域に学ぼうと各字の伝統芸能への挑戦を企画。その取り組みへの姿勢と熱意は、生徒達自身が文化祭に向けて各々の住む公民館に集い、地域の先輩方からの指導を連日にわたって受けたという。
 文化祭に詰め掛けた多くの父母らを前に生徒達は、舞台ステージで練習の成果をいかんなく発揮。演目は親志、渡慶次のエイサーをはじめ、波平、喜名、宇座、座喜味の棒術。そして、儀間区の「南の島」や長浜区の「作田る米」、瀬名波区の「真福地ぬヘイチョウ一高志保区の「馬舞」、渡慶次区の「獅子舞い」などの民俗芸能を見事に演じて、父母らに感動を与えるとともに、会場内からは惜しみない拍手が沸き起こり、また、教室内では部活やクラブ活動などを通して製作された多種にわたる作品に加え、PTAからの出展作品が展示されるなど、観覧した人々の関心を集め称えられました。

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