読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年1月発行 広報よみたん / 13頁

【見出し】中央公民館「教養講座」照屋寛徳顧問弁護士を招き 講演「男と女の事件簿」 【写真:照屋講師(円内)がユーモラスに講演】 

 村民が気軽に参加できる教養講座を開設し、活発な公民館活動を展開している村中央公民館(仲真朝健館長)では十月十四日に「男性専科」を、十五日に「女性セミナー」を開講。両講座とも十一月二十六日までの日程で開設されました。
 今回の講座には、各界でご活躍の著名な先生方を講師に招聘。また、講座は受講生の他にもみんなが気軽に参加出来るよう公開講座にするなどして門戸を開放。受講者に大変喜ばれました。
 十一月十二日夕に開かれた講座には、沖縄県議会議員を務める傍ら本村の顧問弁護士として毎月「無料法律相談」に大活躍している照屋寛徳氏を講師に招き『男と女の事件簿』と題しての講演が行なわれ、照屋講師は、一般的には難解な”法律”の話を裁判の具体的な事例や諸法律問題の事例を紹介しながら受講生に質問形式での講話を展開。照屋講師のもつユーモアに飛んだ独特な話術に、会場の受講生らは笑顔を見せつつも、常に身近にある法律の認識不足に、改めて法律知識の重要性を再認識し、法律専門家・照屋講師の解りやすい講話に感心した様子。
 また、講話の中で照屋講師は「人間、産まれてから死ぬまで法律と関わっているもの。だから法律の知識を身につける学習、勉強が必要。沖縄社会は数年後には弁護士(法律家)がいなくなる恐れがある。今、子供達を法律家に育てる方向に教育する必要がある」と強調。そして「世の中、人間が一番おもしろい。だから私は弁護士をやめられない……………。」と話して講演を終えました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。