読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年2月発行 広報よみたん / 15頁

【見出し】チビッ子琉舞教室を開設 【写真:踊るしぐさも形になってきた】

 学校週五日制の導入に伴う地域における受皿づくりの一環として楚辺区では、文化部(比嘉進部長)と子ども育成会(比嘉正勇会長)が中心となり、また、公民館のバックアップの基に「楚辺チビッコ琉舞教室」を開設。琉舞教室は九月十二日から始められ、学校が休みの第二土曜日に行なわれました。
 講師には、同区で琉舞道場を営む上地美津子師匠がボランティアで協力。子供たちの主体的な選択のもと、伝統芸能に興味のあるチビッコを募集。琉舞教室には八名の子供たちが参加し、舞踊の基本と言われる「谷茶前」を十二月までの日程で教わっていました。
 講師の上地師匠は「子供たちはエイサーや琉球舞踊、琉球の音楽などを見たり聞いたりしているせいか覚えるのが早く筋はいい。楽しく教えがいがありましたが、参加した生徒が女の子だけでチョッピリ残念でした。次回からも地域の人達から要望があれば積極的に協力していきたい」と語り、また、琉舞教室の生徒は「先生がやさしく教えてくれるので踊りはとても楽しい。将来は上地先生みたいに舞踊の先生になりたい」と、琉舞がすっかり気に入った様子。そのような中、今日(十二月十二日最終日)も熱心に琉舞を習っている子供たちの姿を、傍らでおばあさんがほほ笑みながら見守っていた。
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