読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1993年7月発行 広報よみたん / 14頁

【見出し】夏の水難事故防止に努めよう

 県内では、昨年中に九〇件の水難事故が発生し、四十二名の尊い命が失われ、その内夏場に四十八件二十三人が亡くなっています。
 このように、夏場は水の犠牲者が多発することから警察、市町村、自治会、学校海浜レジャー関係の業者が連携を密にして、水難事故のない明るい村にするための広報活動や海浜パトロール等の「水難事故防止運動」が展開されます。
 運動は、六月一日から八月三十一日までの三カ月間にわたって実施されますが、これから日増しに暑くなり、海や川へ行く機会が多くなると思いますが、次のことをしっかりと守って事故にあわないよう心がけましょう。
【水難事故防止の心構え】
一、いきなり水に飛び込むのは危険です。必ず準備運動をしましょう。
二、子供だけで海や川へ行くのは止めさせ、必ず大人と一緒に行くようにし、幼児や小学生は常    に目の届くところで泳がすようにしましょう。
三、水泳場所は、大人がよく確かめ安全な場所を選びましょう
四、うちの子よその子といわず一声をかけ、子供達の安全は大人が守って上げましょう。
五、自宅近くの海、川、古井戸などの水難危険箇所については、立看板、安全棚、蓋を設ける等    の安全対策をして子供達が出入りしないようにしましょう。
六、酒をのんだときや疲れたときに、泳いだり、ボート遊び等をすることは絶対に止めましょう。
七、ウインドサーフィンやモーターボート等のレジャースポーツには必ず救命具をつけましょう。
八、水難事故は、ちょっとした不注意や油断からおきています大人も子供も気を付け、声かけ合っ   てみんなで水の事故を防ぎましょう。
【水難事故防止ポスター・標語】
 水難事故防止運動の一環として、嘉手納警察署においては管内の小・中学校から水難事故防止にちなんだポスターや標語を募集。多数の応募作品(ポスター三百四十点、標語八百二十二点)の中から、ポスターの部で古堅南小学校六年、屋嘉比政樹君と同校四年、戸谷一真君が優秀賞に輝きました。
▼標語の優秀賞作品
・青い海
   時には人に牙をむく
・楽しい海
   かるい気持ちが命取り
・楽しかった海
   帰りながらの話し声

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