「米寿を迎えることができた喜びを分かち合いたい。村民のために利用して下さい」と知花ハルさん(波平二〇二番地)が役場を訪ね、山内村長に二十万円を託しました。
ハルさんが役場に山内村長を訪ねたのは十月一日の午前、息子の知花治雄氏と連れ立って訪問し、米寿記念として読谷村育英会に十万円、村会福祉協議会への十万円と併せ、手作りの色鮮やかな手まりとチラシで製作された小傘が贈られた。
手まりは六年前からハルさん自身が作り始め、米寿祝いに多くの来客に記念品として差し上げたと言う。
村長との和やかな懇談の中でハルさんは「趣味は散歩と手まり作り、何よりも食べることが一番大好き。油濃いものは食べないが、食事は山盛り食べる。食べても食べても痩せるばかり」と冗談ぽく語り、会話も弾んだ。
ハルさんの善意に山内村長は「村育英会と社協への多額のご芳志に対し感謝し、ハルさんのお気持ちを生かすために寄付金は有効に利用させて頂きます」とお礼を述べていた。