読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年2月発行 広報よみたん / 3頁

【見出し】21世紀の読谷村を語る「子供シンポジウム」活発な意見!-読谷村商工会20周年記念事業-

 「私たちの読谷村」作文コンクール十回目と読谷村商工会設立二十周年を記念として、同青年部(知花昌彦部長)では”二十一世紀の読谷村”をテーマに十二月十一日午後、読谷村漁協集会施設で「子供シンポジウム」を開催した。
 これは、読谷村の過去・現在・未来について-子供たちの視点で地域の未来を語らせよう-と地域づくりの切り口から問題提起をして、よりよい読谷村を考えることに資することを目的とした記念事業として開かれたもの。
 パネラー(討論者)には青年部の主催する作文コンクールでこれ迄の最優秀賞受賞者と村内各小学校の児童生徒の代表を含めた二十三人が出席。司会進行のコーディネーターには佐渡山美智子さん(フリーアナウンサー)が努め、子供たちが「二十一世紀の読谷村」について活発に意見を述べ、夢を語り合った。
 シンポジウムは二部構成のパネルディスカッション形式で行われ、主催者を代表して知花部長は「二十一世紀を担う子供たちの純粋な意見をこれからの地域づくりに役立てることにつなげよう」とあいさつ。
 第一部では、最優秀賞者を代表して比嘉智子さん(読谷中三年・一九九〇年受賞)と喜屋武夏子さん(読谷高校二年・一九八七年受賞)が二十一世紀の読谷村について発表。その中で、比嘉さんは「大きな村立の図書館と小さなコンサートが気軽に楽しめるホールや、一年中利用できる温水プールなどを読谷補助飛行場跡地に造ってほしい」。喜屋武さんは「読谷村は座喜味城や残波岬、紅いもなどでいろいろ注目されている。遊園地や特産品を販売するショッピングプラザや総合病院などをつくったらどうだろうか」などと提案し、また。パネルディスカッションでは子供たち一人ひとりが、コーディネーターの提起する質問(ふるさと読谷を自慢・誇れるもの、ほしい施設や要望、大事にしたい場所や気になるところなど)に、活発な意見を展開。その意見や要望には、
①村営の体育館(紅いもの形)
②陸上競技場
③スイミングスクール
④サバイバル公園
⑤ドーム式の大きなプール
⑥児童館や大きな図書館
⑦自転車道路
⑧ボーリング場や人工スキー場
などの要望が提起される中で、「私が女性村長になったら読谷飛行場を開放させ、障害者にやさしい森林公園を造りたい」や「みんなの趣味が生かせ、みんなで楽しめるような施設の建設を」など、また、「施設を建てるのはいいが緑をなくしてほしくない」の意見や、「村はいや。町や市になったほうがいい」に、「ゆっくりとくつろげるイメージのある、心があったまる静かな村がいい」の賛否両論の意見も続出。
 第二部では大城勝哲商工会会長が「子供たちは真剣にズバズバ言うし、子供たちの率直な意見にタジタジしている」と述べる一方で、商工会がこれまで取り組んできたムラ(地域)づくりの経緯を説明。また、村の意向について役場企画課の新城正雄課長は「子供たちの意見に心強く思うと同時に、未来の読谷村は明るいと感じた。村では基地がネックとなってはいるが読谷補助飛行場跡地に役場庁舎や文化ホール、緑地空間には図書館などを建設していきたい。(意見や要望を聞いて)気になることは、都市化によって経済的には豊かになるが、それに伴って人の心が失われつつある。読谷らしさを失ってはならず、自分たちの住んでいる街をみんなでつくり上げよう」と提言。その後は、パネラーやフロアからも活発に意見や要望などが交わされ、二十一世紀を展望した子供シンポジウムは幕を閉じた。

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