読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年3月発行 広報よみたん / 3頁

【見出し】お年寄りにおいしい料理を

 本村では、日常生活に困っている高齢者家庭を訪問し、家事や介護を手助けする「ホームヘルプサービス」を実施し、十四年前かrマンツーマン体制で取り組み、対象家庭に毎日、専従ホームヘルパーを派遣し、現在ではそのヘルパーも四十人を数え、お年寄りにとても喜ばれている。
 そのホームヘルパーらが一堂に集い、”お年寄りに食べやすく栄養のバランスのとれた料理を食べさせてあげよう”と、「老人食調理実習」に取り組んだ。
 一月十四日午前、生き活き健康センターで開かれた調理実習には三十人余のヘルパーらが参加。講師には特別養護老人ホーム「沖縄県長寿センター緑樹苑」の栄養士・久場恵子さん、宮城敬子さんが招かれ指導にあたった。
 実習では、まず、久場さんらが老人食に関する基礎的なアドバイスが行われた。
【食生活のアドバイス】
①食事は栄養のバランスが大切。
②たんぱく性食品を欠かさずに。
③牛乳で骨を丈夫に。
④野菜はたっぷりと、海藻も忘れずに。
⑤調理に使う油は食物性のものを。
⑥うす味でおいしく食べましょう。
⑦食事は楽しい雰囲気で。
 また、調理に関しては「歯は自信がなくなると、噛まないですむ軟らかいものばかりに片寄りがちになる。しかし、噛むことは消化を良くするだけでなく、食べ物のおいしさも味わうことが出来、あごを動かすことにより、脳の働きにも良い効果がある。”かたいものはダメ”と決めてしまいがちなお年よりも、食事の内容や調理法を工夫していろいろな料理を広く食べられるようにしましょう」と説いた上、調理方法については「材料は細かく刻んで調理する「野菜や果物はすりおろして調理する」「野菜は普通より時間をかけて煮たり、ゆでたりする」「ぱさつく料理には汁気や、とろみをつける」「噛めない、食べにくい料理は裏ごしやミキサーにかける」などと指導。また、「肉なぢはスジを叩いて調理してから食べやすく切る」と細かくアドバイス。 
 この日の調理実習では、久場講師らが実際に”緑樹苑”で調理している献立料理(①揚げ出し豆腐、②鹿ムルチ、③牛レバーの漬け込み揚げ、④ほうれん草と春菊のゴマ和え)に、参加したヘルパーらは真剣な表情で取り組んでいた。
 久場講師は「お年よりは一日約千五百㌍の栄養分をバランスよくとることが必要。老人は豚肉などの郷土料理を好んで食べる。肉や魚、野菜のバランスを考え、一人ひとりの健康状態に合わせた食事形態(一般職→刻み食→超刻み→ミキサー食→流動食)の調理メニューを工夫することが大切」と話した。
 また、調理実習室には老人食に関する一日の食事(朝食・昼食・夕食)を対比した料理の献立例(同一料理の調理方法の工夫「一般食」→「流動食」)が紹介され、ヘルパーらの関心を集めていた。

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