読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年4月発行 広報よみたん / 14頁

【見出し】平成六年度一般会計予算説明

 第二四三回・読谷村議会定例会において平成六年度の村予算は可決されました。
 ここでは一般会計予算についてご説明申し上げます。

 平成六年度の国は現下の厳しい経済状況の中で、地方財政対策、地方税制改正の大綱の大幅におくれ予算編成に支障を来たし、さらに景気対策を図るため、所得税、個人住民税の減税を打ち出し、これに連動して地方公共団体における地方交付税の落ち込み、村民税の減収を余儀なくされ、財政運営に支障が生じ、本村でも財政調整積立金で不足額を補■する結果を招くことになっております。
 それにもかかわらず、高齢化の保険福祉施策の充実強化、公共投資の安定的な実施を図るため、地方自治体における補助事業及び単独事業は一般に公共事業債の充当率引き上げによる拡大推進、急速な国際化に向けた財政措置の充実等、今後の厳しい社会情勢の変化に弾力的に耐え得る財政計画を基本に予算編成が実施されております。
 本村もこれらの動向を見ながら、収支のバランスを図りつつ経常経費の徹底した節減合理化に努め、財政の重点的かつ効率的な配分を行い、限られた財源で最大の効果を上げることを基本に、村民の旺盛な財政需要に応えるため事務事業の優先度、緊急かつ投資的効果の強い補助事業及び単独事業の選択を行い、本村の特性を生かした将来に向けた村づくりを図るため、地域環境の整備、農村基盤の整備、教育環境の整備等、さらに本年度も第二のふるさとづくり推進事業を活用した緑化事業の継続、テニスコートの建設、美術工芸品の購入、村づくり案内ビデオ作成等、重点施策を積極的に推進する予算の編成をしてまいりました。
 本年度の予算の総額は、七、四九七、八九二千円で対前年度三・三%、依存財源六六・八%になっております。自主財源の主たる村税は国の経済低迷打開策として住民税の減税が予想され、個人村民税でマイナス八・六%、固定資産税は評価替えの年度にあたり五・一%の伸びを見込んでおります。

※表。平成6年度一般会計予算

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。