地籍の登記完了に伴い、長浜返還軍用地地主会の仲村渠俊一会長と当真嗣裕地主会書記は三月九日午前に山内村長を訪ね、「地籍調査成果品」を譲渡した。
　その席上、仲村渠会長は「一時はサジを投げて（会長を）辞めようかと思っていた。だが、山内村長の激励の言葉を受け成し遂げることが出来、とても感謝している。このことは地主会にも報告したい。今後は土地利用で素晴らしい長浜のむらづくりが出来るものと思う」と感慨深げに語った。これに、山内村長は「どういういふうに合意形成が出来るのか村でも絶えず心配し、一縷の望みは仲村渠会長なら出来るものと確信していた。二転三転して土地利用の遅れはあったが解決できて嬉しい」と地主会の苦労をねぎらう一方で、「今後は若者らに夢を与えるような、心残りのない土地利用の方向づけに頑張ってほしい」と激励した。