座喜味の住宅建設工事現場で発見(三月二十二日)された米国製不発弾の処理作業が四月二十日に行われ、住民千二百人余が避難した。
見つかった不発弾はアメリカ製の五十キロ爆弾。処理作業にあたって、村では消防本部、嘉手納警察署、沖縄県消防火災課、座喜味区、陸上自衛隊第一混成団一〇一不発弾処理隊で構成する「読谷村字座喜味地内不発弾処理対策本部」(山内徳信本部長・村長)を村総合福祉センターに設置し、不測の事態に備えて万全な体制を敷いた。
避難範囲は半径六〇〇メートルで、三〇三世帯(一二〇八人)が対象。午前九時には避難誘導班によって住民に対する避難勧告及び誘導を実施し、交通規制班は避難区域の交通規制や外周線の警戒に当たった。
九時五十分、危険区域からの避難完了の確認を踏まえて処理作業は開始され、不発弾は午前十時十八分に処理隊によって無事完了・撤去された。