読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1995年2月発行 広報よみたん / 4頁

【見出し】平成六年度叙勲知花正憲氏に勲五等瑞宝章 区民で受賞を祝う(波平区)

 優良農家などを表彰する波平区(上地盛栄区長)の「第四十二回総蹶起大会」が、十二月十一日に公民館広場にて盛大に開かれ、大勢の区民で賑わいました。
 第一部の大会式典では、上地区長のあいさつに続き、区内の出生児報告をはじめ、農産物や畜産などの審査・成績発表が行われ、優良農家を表彰。第二部は、平成六年度の叙勲で「勳五等瑞宝章」を受賞した知花正憲氏(波平四二八)の祝賀会式典に移り、知花氏の功績が讃えられた。祝賀会では上地区長が「知花先生の栄えある受賞をみなさんとともに喜んでいる。受賞は区民みんなの栄誉であり大きな励みとなるもの。区の繁栄に向けてみんなで頑張ろう」とあいさつ。また、出席した山内村長は「国家褒章に輝いた名誉ある表彰に、三万村民を代表してお祝いを申し上げます。先生は教育やスポーツ、地域と共に歩み、人づくりに尽くしてこられた。後輩達も良き先輩に続き、大きくはばたいてほしい」と賛辞を述べました。これに瑞宝章を受賞した知花氏は「感無量で涙が出る思い」と話した上で、「これまで苦難の道を歩んできたが、受賞できたのはみなさんのお陰。教職を何度も止めようとも思ったが、自分にむちうって教育の道に頑張ってきた。区民によるお祝いは身に余る光栄。今後も社会のために役立つよう努力していきたい」と謝辞を述べました。 引き続き、第三部は同区婦人会による多くの余興が披露され、大会・祝賀会を盛り上げた。

  知花正憲氏の功績
   (大正4年3月一日生)
功 績
 昭和11年3月、沖縄県師範学校本科二部を卒業され、同年4月中頭郡読谷山尋常高等小学校に赴任以来、教諭、教頭、校長として同僚部下の亀艦となり、教育を守り育ててこられた。特に、昭和21年から数年間、戦後の社会情勢が虚脱状態になり、教育施設、設備など、教育内容が全く混沌した中で、住民の教育意識を鼓舞しながら教育復興のために尽力された。全く無からの出発で青空教室やテント教室から茅葺き教室や赤瓦葺き教室へと地域の協力を得て施設整備に貢献され、学校教育樹立のために活躍される。
 地域に根差した学校経営、教育の近代化、さらに地域に結びついた学校教育を推進し、児童の教育条件整備と子弟教育に嘉手納村立小学校長を推奨退職されるまで実に39年間、教育一筋、戦前・戦中・戦後の教育に精励される。
 戦後の荒廃した中で教育復興のため、特に教育環境の基本である校舎などの整備と、率先垂範された教育実践及び教師への指導・助言で指導技術と意欲の向上に尽力された。また現在教え子は、社会の中核となり多くの分野で活躍されている。精魂打ち込んだ教育一筋の功績は大であり、高く評価されている。

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