読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1997年9月発行 広報よみたん / 2頁

総理大臣賞を受賞 緑化功労で島袋正栄氏 村監査委員に喜友名行雄氏 前沖縄開発庁官らが来村 

〔写真〕「緑化功労で建設大臣賞に次いで総理大臣表彰に輝いた島袋正栄氏が役場を訪れ、素晴らしい受賞を報告」、「村監査委員として活躍して来られた奥原実氏と新監査委員に選任された喜友名行雄氏(左側より)」、「座喜味城から村内を視察する前沖縄開発庁長官ら」

 地域の環境を美化しようと一九八八年(昭和六三年)から、児童公園や座喜味城跡公園に接する村道沿いに四季折々の花を植え、毎日、花の手入れや除草、清掃を行っている島袋正栄氏(67歳=座喜味四六三番地)がこの程、その功績が高く評価され、『緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰』に輝きました。

 この表彰は、緑化推進運動の実施について顕著な功績のあった個人又は団体を称えることを目的に、昭和五十九年から実施されているもので、今年度は全国で4個人、8団体、5学校、7地方公共団体が表彰に輝きました。
 表彰式は七月十一日に内閣総理大臣官邸で行われ、その栄えある席上では、受賞者を代表して島袋正栄氏が謝辞を述べました。
 八月十二日午前、総理大臣表彰に輝いた島袋氏が役場を訪れ受賞を報告。 これに当真助役が「素晴らしい受賞おめでとうございます。今後とも健康に気をつけて頑張ってください」と祝福。島袋氏は「受賞できたのは村内外の方々のお力添えのお陰。これを励みに今後も頑張りたい」と応えました。
 長年にわたる島袋氏の地道な活動により、地域の子供や住民の間に自然環境の保護、美化活動に対しての気運が高まり、地域の美観の向上に大きな効果を上げています。
 その功績が国や県の関係機関の評価を受け、同氏は一九九三年十月には沖縄県の都市緑化の推進及び都市公園の保全等の功績で「緑化表彰」を受賞。また、一九九六年には「建設大臣表彰」に輝いています。

 読谷村監査委員に喜友名行雄氏(61歳・波平五四の九)が選任され、八月一日に辞令が交付されました。
 また、これまでご活躍なされました前監査委員の奥原実氏には記念品が贈られ、山内村長が同氏の功績に感謝の言葉を述べました。
 新監査委員に選任された喜友名氏は、昭和三十四年三月に琉球大学文理学部数学科を卒業後、恩納中学校の教諭を皮切りに、読谷、嘉手納、古堅中学校などを歴任。平成二年から四年までの間は本村教育委員会指導主事として活躍し、読谷中学校の教頭を経て退職(平成七年三月)。この度、奥原氏の勇退に伴い本村監査委員に選任されました。

 七月十六日~十八日の日程で、岡部三郎自民党沖縄振興開発委員長(前沖縄開発庁長官)や瓦力安全保障調査会会長(元防衛庁長官)らが来県し、十八日午前に本村(座喜味城)を訪ねました。
 本村では、当真助役や関係部課長はじめ儀保輝和議会議長や当山真市基地関係調査特別委員会委員長らが一行を出迎え、基地問題の早期解決や読谷飛行場転用計画の推進などへの要請を行いました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。