国指定重要文化財の座喜味城跡を『天然の劇場』として「城フェスティバルin座喜味 ’98」(読谷村教育委員会主催)が25日~27日まで、同城跡の野外特設ステージで開かれ、会場を訪れた観客はコンサートや各字の伝統芸能、子ども芸能の数々を楽しみました。
初日の25日は、知花章さんの「秋のポピュラーコンサート・懐かしき日本の詩情」が開かれました。城壁をバックに知花さんは「見上げてごらん夜の星を」「川の流れのように」などを熱唱、会場を埋めた観客を魅了しました。
2日目の26日は、「第7回ユンタンザムラアシビ」が開かれました。座喜味棒術保存会の勇壮な棒術で開幕。
海外移住者子弟研修生の平良美智子さんが「かせかけ」を披露しました。23年ぶりに復活した喜名の「チンチンクダーキー」や八年ぶりに演じられた楚辺の「万歳口説」のほか、大湾の「下り口説」、長浜の「村興し」、瀬名波芸能保存会の「金細工」、島田寄子琉舞研究所の「楽しき朝」など、各字による多彩な伝統芸能が繰り広げられました。