読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1999年5月発行 広報よみたん / 13頁

沖縄の民具(6)ー読谷村立歴史民俗資料館収蔵資料よりー クルマボー(唐竿) チチウーシ(つき臼)とアジン(堅竿)

沖縄の民具(6)ー読谷村立歴史民俗資料館収蔵資料よりー

クルマボー(唐竿)
 豆や麦、粟などを脱穀する時に使う用具。日に干した豆や麦をニクブク(蓑製の大きな敷物)の上に積んで、クルマボーでたたいて実をおとす。使い方は短い方の棒を手に持って、長い方の棒を回転させて穀物をたたく。

チチウーシ(つき臼)アジン(堅杵)
 チチウーシは松や赤木などの大木をくりぬいて作る。主に精米や味噌をつくのに用い、また家庭によってはカマボコをつく小さめの臼もあった。伝統的な杵はアジンと称され、本土型のガッパー(ヤマトゥアジン)も時々利用された。

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