読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2000年9月発行 広報よみたん / 16頁

韓国済州道・読谷村文化交流祭

韓国済州道・読谷村文化交流祭

 民俗芸能で文化交流

 読谷村文化センター鳳ホールにおいて、八月五日に開館一周年を記念して済州道・読谷村文化交流祭「民俗芸能公演会」が開催されました。
 安田村長は、「韓国済州道の皆さんと互いの芸能交流ができてうれしく思います。交流の記念すべき第一歩です。これを契機に村民との人間の交流に発展することを期待します。」と感謝を述べました。
 済州道立芸能団の金淇源監督は、「沖縄の皆さんと私たち済州島の人達とは古い友人であり、家族と一緒です。お招きいただきありがとう。どうぞお楽しみください。」とあいさつを述べました。
 芸能交流では、古堅の「浜千鳥節」、瀬名波の「しゅん童」では醜女の動きが笑いを誘い、喜名の「チンチクダーキー」、座喜味の勇壮な「座喜味棒」が出演し、バレエティーに富んだ地域芸能を披露しました。
 済州道立芸術団からは、洗練された団員が織りなす舞台芸術を堪能しました。平和でのどかな済州の海で、海女の伝統的な作業と儀式を明るいリズムで描写した「静かな海」に始まり。続いて「サムルノリ」では、伝統的な打楽器で農楽の興にのる独特の拍子で観衆を魅了しました。「テンピョンム」「ジャンゴチャム」と続き、「ムソグィ・グンム(巫俗の群舞)」では、神々の島である済州島の祭儀を表現、神秘的で荘厳な雰囲気が会場いっぱいに漂いました。
 フィナーレでは、おなじみのカチャーシーでお互いの交流を深めました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。