沖縄サミットをきっかけに
村内中学校が欧州とインターネットで初交流
欧州連合(EU)と古堅・読谷両中学校とのインターネット交流事業の「欧州インターネット姉妹校発足式」が十一月二日に役場ロビーで開催されました。
歓迎のあいさつで安田村長は、「皆さんを心より歓迎します。サミット当時ここにいらっしゃるユールヨーゲンセン氏にこの友好関係を一過性で終わらせず、将来的に継続していきたいと申し上げました。それがこのような形で実現でき、将来的には直接交流に結びつけたいと思います。」とその喜びをかみしめました。
ヤン・アンダーソン団長は、「我々議員団としてこのセレモニーに参加でき嬉しく思います。日本とEU相互の文化認識を高めるもので、フランス・読谷の四校がインターネットを通じてコミュニケーションをもつことは建設的で頼もしく思います。この功績が次のプロジェクトに発展することを期待します。」と述べました。
発足式では、欧州議会代表団が見守る中、両中学校の生徒らが電子メールを入力しフランスの中学校二校に発信しました。メール発信の瞬間、会場では大きな拍手が湧き、交流の第一歩を祝ました。
今後フランスの二校とはメール交換を続けお互いの文化を理解しあい、将来はホームステイ等の直接交流を実施していく予定です。
その後、議員団は読谷中学校を視察、八十人からなるエイサー隊に出迎えられ感激もひとしおの様子でした。また、世界遺産の座喜味城跡や村立歴史民俗資料館及びやちむん里を見学し読谷の文化に触れました。また、文化センター中ホールで行われた昼食を兼ねた歓迎会では沖縄の手作り料理に舌鼓を打ち、中学生らによる琉球舞踊に大きな拍手を送っていました。