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2003年6月発行 広報よみたん / 8頁

目指せ健康村ゆんたんざ二 働き盛りの死亡率は全国で最悪!

目指せ健康村ゆんたんざ二

働き盛りの死亡率は全国で最悪!

 毎日、新聞の死亡広告欄には目を通されている方も多いかと思いますが、最近やたらと四〇歳から五〇歳代の働き盛り世代の死亡広告が目につきます。中には三〇歳代の方もいらして、残されたご家族の方の精神的な落胆は計り知れないものがあり胸が痛む思いです。
 そこで今回は、全国と比較した沖縄県の死亡状況についてお知らせし、防ぐことのできるものであれば、自分の問題としてとらえ、健康づくりを考えるきっかけにしていただきたいと思います。
 左表は、働き盛り世代の生活習慣病の死亡率の全国順位です。沖縄県の死亡率が全国平均を超えたものの順位を示し、その中で全国でもワースト五位以内のものに色をつけています。
 表を見ていくと、心疾患の中でも、虚血性心疾患、特に急性心筋梗塞で亡くなられる方の順位が五〇代の方で高くなっています。四〇代の男性では脳血管疾患で死亡する方の順位が高くなっています。虚血性心疾患というのは心臓の血管がつまり、その先に栄養がいかなくなることで心臓が機能しなくなるのです。その中でも急性心筋梗塞は急に症状が現れ、最悪の場合には急死してしまいます。脳血管疾患は脳の血管が弱くなって、つまったり破れたりしてしまったものです。どちらも血管が傷つけられて起こってくるのです。原因は何でしょうか。
 前回、マルチプルリスクファクター症候群(肥満、高脂血症、高血圧、高血糖などの複数の所見を合わせもつ方)についてお話しましたが、マルチプルリスクファクター症候群の人は自覚症状のないままに血管を傷つけ、脳卒中や心筋梗塞などを起こしていくのです。
 糖尿病で亡くなる人も、四〇代から六〇代の男女で全国ワースト一〇位以内に入っています。全国的に見ても沖縄は糖尿病天国といえるでしょう。
 「自分はまだ若いから…」と安心している働き盛りの方。
 検診を受けて所見ありと指摘されても、「痛くもないし…」と放置している方。
 働き盛りの世代で死亡してしまい、大黒柱を失った家族はどうなってしまうのでしょう。健康に留意し、元気で働けることも家族への愛情ではないでしょうか。
(文・健康共生課
   保健師 又吉由樹子)

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