めざせ健康ゆんたんざ 5
なぜ食事が大切か?
今までのシリーズで読谷村でも糖尿病が増えていることがわかって頂けたと思います。
糖尿病の治療では腎症、網膜症、神経障害、動脈硬化などの合併症を予防するために血糖値のコントロールがとても大切になってきます。
血糖値コントロールの基本は「食事療法」です。ポイントは「食べ過ぎないこと」と、「栄養のバランスがいい」ことです。私達は食事をすると血糖値が上がるため、膵臓のランゲルハンス島からインスリンというホルモンが分泌され血糖値を正常値まで下げてくれます。しかし、毎日おなかいっぱい食べていると大量のインスリンの分泌が必要になり、しまいには膵臓が疲れてインスリンの出が悪くなって血糖値が高くなる原因になります。一日三食の食事以外、常に何かをつまんで食べていたり、朝食を抜いてその後の食事でドカ食いを何年も続けている場合も同じことがおきてしまいます。食事の目安量に「腹八分目」と言いますが、その量とは「少し空腹感を感じる程度」です。急いで食べず、ゆっくりよく噛んで食べると腹八分目の感覚がわかるようになるので意識して食事をしてみて下さい。
沖縄の食事の特徴は、肉類が多く、妙め物や揚げ物の調理法がほとんどです。野菜をたっぷりいれて作ったつもりのチャンプルーでも、最初に植物油を多く鍋に入れ、脂肪分がたくさん含まれたポークやツナ等の缶詰類を使用したチャンプルーが毎日のように食卓へのぼっていませんか?チャンプルーに入れる油量は一人ティースプーン一杯(約三グラム)、お肉なら脂肪分の少ない赤身の肉を一日で手のひら一枚分、また野菜は毎食両手の山盛りを目安に摂りましょう。
元気で長寿な人の食生活は「少食多品種」と言われ、大食いをせず何でも食べることの大切さが示されています。飽食の時代になった現在、嗜好のまま肉類や油物、甘い物を多く食べていませんか?糖尿病だけではなく生活習慣病予防のため、自身の健康、大切な家族を守るために「調理法」「食品の質」「食べる量」を見直す必要があるのではないでしょうか。また学習の機会として、健康共生課で主催する「いきいきゆんたく講座」や「生き活き健康づくり教室」(渡慶次小校区)などがありますのでご活用下さい。
文・健康共生課
管理栄養士 比嘉康江