読谷の自然(88)昆虫類【チョウ類】27~リュウキュウミスジ~(タテハチョウ科)
小型のチョウで、県内ではよく見られるチョウです。ハネの表は黒地に白い紋、裏は茶色の地に白い紋があります。ハネを広げたときに白い帯が横に三列あることで、「ミスジ」チョウの名があります。
奄美諸島以南、台湾、中国南部、東南アジアなどに分布し、沖縄県内では各島に分布しています。成虫は八重山諸島では周年、沖縄諸島では三~十二月に発生します。
成虫は日当たりの良い林の周辺や農耕地でよく見られ、オスは一定空間を占有します。飛びかたはゆるやかで、二~三回力強くはばたいて、グライダーのようにしばらく滑空を続けます(これはタテハチョウ類独特の飛び方です)。成虫は花の蜜や腐った果実の汁を餌にしています。雌は食草の葉裏に卵を一個ずつ産みつけます。幼虫はタイワンハギ、シバハギ、ミソナオシ、イルカンダなどマメ科植物の葉を食べます。
写真・文:沖縄県ミバエ対策事業所 小 浜 継 雄