私の親友
読谷中学校 山内未希子
私には、同じ吹奏楽部に所属している親友がいます。その子は身長が低く、靴のサイズも二〇センチメートルぐらいしかありません。中学に入学して初めてその子を見たとき、あまりの小ささにびっくりしてしまいました。私は以前から障害をもった人や、病気の人と素直に関われないという、差別的な心がありました。私はその子に対しても「あまり関わりたくないな。」と思っていました。
二年生になって、その子と同じクラスになりました。少し複雑な気持ちで数日が過ぎ、どうやって話そうかと考えていると、なんとその子から話しかけてきました。その子は吹奏楽部で、私が吹奏楽に興味があることを知っていて、「仮入部しに来ない?」と言ってくれました。その時まだその子に対して壁はあったものの、せっかく話しかけてくれたので吹奏楽部に仮入部することにしました。すると、その子が積極的に私の手伝いをしたり教えてくれるので、「いい人なんだな。」と思いながら入部しました、その翌日には私たちは休み時間の度に話をするほど仲良くなっていました。しかし、まだ小さい頃から思っていた事はそう簡単には解消せず、素直に私と仲良くしてくれるその子に申し訳ないなと思っていました。でも、どんどん日にちが経つにつれ、その子の好きなアイドルや趣味がわかってくると体のことなんて全然気にならなくなってきました。ところが、話題が身長のことになるとうまく言葉がでてこなくて、その場を変な空気にしてしまいます。どういう言葉をかけてあげたらいいのかわからないのです。
三年生になり、夏休みになって部活をしていると、卒業した先輩たちが私たちの練習を見に来ました。先輩たちはその子に合うなり、「ちょっと大きくなったんじゃない?でもそのままの方がかわいいよ!」とごく自然に言いました。私はびっくりしました。私が勝手にその子の「かわいそうな所」と決めつけていた所を、先輩たちは「かわいい所」して捉え、ごく普通に、むしろこちらから話題にしていたのです。私はとても恥ずかしくなりました。
たとえ私や周りの目からは「かわいそうだな。」と思う所があったとしても、その人にとっては「いやな所」と思ってはいないので、私の方からそれに立ち向かわず逃げ出すのは、それは自分の方がかわいそうなんじゃないかと自分自身で思う程でした。その考えを持ってから、私はもっとその子が好きになりました。
自分の目の前にいる人がどんな障害やハンディーを背負っている人でも、その事から逃げ出してはいけない。そこもちゃんと見ることで本当の友だちになれる。その心を教えてくれた先輩たち、そして背が低くてかわいいその子にお礼を言いたいです。本当にありがとうございまいた。