波平伝統芸能保存会
第四十五回九州地区民俗芸能大会に参加して
私たち、波平伝統芸能保存会(三〇人)は、十一月一日から三日までの間宮崎県宮崎市で行われた、「私たちの国の文化、踊り、音楽、そして喜び、祈り、感謝、伝えたいのは心です。」国際民俗芸能フェスティバルに県代表として参加しました。
今年の四月、波平伝統芸能保存会を立ち上げ、活動の有り方、どう保存していけば良いかを計画している最中に読谷まつりと同じ日に重なるが国際民俗芸能フェスティバルに参加しないかと、村の方から声がかかり、波平の獅子はまだ一度も県外に出したことがないため、区長始め、老友会、顧問の皆さんで話し合いをした結果、出演しても良いとの了解が得られましたので「参加します」との返事を村にしました。
波平伝統芸能保存会としても県外にアピールするチャンスと思い参加することになり、振興会、青年会、子供会に呼びかけをし、練習に励みました。
宮崎での公演時間が二〇分間と時間制限があり苦労しましたが波平伝統芸能保存会は獅子舞、棒術、高平良万歳、棒術、獅子舞と組み合わせ最後にカチャーシーでしめて大喝さいを受けました。
今大会は特にアジアの国から韓国、ラオス、インドネシアが参加、九州八県を含め国際色豊かな大会となり、トップバッターに地元代表宮崎県の嶽之枝尾神楽、一年の最後を締めくくる冬祭として伝承されている演目でした。
お隣の国、韓国は船主が万神を招いて船上で船主たちと行う船迎神祭の紹介でした。広瀬浮立、天山神社に奉納するもので神の前、道行は、笛を先頭に鼓、大胴、締め太鼓を鳴らしながら道行で大名行列に似ている感じでした。
早吸日女神社の八人太鼓、附獅子、子供たちが花笠をかぶり交替で太鼓を打ちながら獅子も踊る楽しそうな踊りでありました。
蜷城の獅子舞は美奈宜神社の神幸行事で行われ世話人が獅子一頭に付き二人が獅子の口取りをして抑える役割を担い獅子が勇猛に暴れると豊作になると言われ、獅子が子供たちや大人の頭を噛むと病気にならない、長生きが出来ると言われる、勇猛で豪快な舞でありました。
ラオス、インドネシアの演舞は残念ながら準備の都合で見ることは出来ませんでしたが舞台裏から少し覗かせてもらいました。男女とも民族衣装に身を包み見るからに明るく、楽しそうで美しく見えました。
この大会に参加したアジア、九州にと仲間が増え、音楽のすばらしさをまた一つ見つけたような気がします。音楽には本当に国境、言葉はいらない、音楽は人の身も心もなごませてくれるものでした。(交流会では三線を持ち出して、カチャーシーを引き始めると参加者全員が一〇分以上も踊り三線がその勢いに負けるほどに盛りあがりました。)
このたびの九州民俗芸能大会公演で波平伝統芸能保存会及び子供たちは伝統芸能のすごさ、大切さ、そしてアジア、九州に同じ心を持つ仲間がたくさんいることを見、聞き、心で感じ取って大きく成長したと思います。これも偏に沖縄県、読谷村、波平区、諸先輩方の絶大なるご支持ご支援の賜と深く感謝申し上げます。
波平伝統芸能保存会は「国の文化、踊り、音楽、そして喜び、祈り、感謝、伝えたいのは心です」の精神で伝承、保存に頑張る覚悟です。
諸先輩方の尚一層のご指導、ご鞭燵を賜りますようお願い申し上げ御礼といた.します。
波平伝統芸能保存会
会長 知花清照