読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2004年1月発行 広報よみたん / 11頁

保育の窓 十六 絶好の「イモほり」日和!

保育の窓 十六
絶好の「イモほり」日和!

 収穫を間近にひかえたサトウキビの穂が、やわらかな日差しを受け、秋風とたわむれる十一月。
 今年も念願の「イモほり」を体験することができました。最初予定していた日は雨になり、一週間遅れの「イモほり」とあって、子供たちは大喜び。新聞紙を丸め、大小のテルテル坊主を作って吊り下げ、毎日、「天気になりますように」、と小さな手を合わせて祈っていたのが届いたのか、その日は天気も良く、絶好の「イモほり」日和。見慣れた畑も今日ばかりは「黄金の畑」に思え、子供たちの目もいつもより何倍も輝いて見えました。
 畑に到着すると、「先生、イモがないよ」不思議そうにそう尋ねるK君。そういえば緑の葉はすでに刈り取られ、こんもりと盛り上がった土の山が目の前に広がっているだけです。
 「イモほり」を経験したことのある子は、土を掘ると「イモ」が出てくることを知っています。「土の中にあるんだよ」、「かくれているんだよ」と得意そうに友だちに教えています。初めて使うシャベルを片手に持ち、ゆっくり土を掘り起こすと何と見事な「イモ」が顔をのぞかせたのです。「先生。見て!」「あったー」先生大きなイモだよー」と、あちこちから先生コールが飛び交い、畑は大にぎわい。まるで宝物でも見つけたかのように子供たちの歓声が広い畑に響きわたります。持っていたシャベルを放り投げ、両手で土をかき分けイモを探す子、ひたすら同じ場所を掘り続ける子、重い袋を引きずりながらあちこち移動する子…どの子もイモの収穫に大忙しです。チビイモ、デカイモ、おまけに土まで袋に詰め込み大満足のS君の姿は思わず笑ってしまう場面も。
 掘ったイモは小さいお友だちにも分けてあげます。何より楽しみなのはイモを使った園のおやつです。給食の先生の腕によるおやつは子供たちに大人気です。
 今年も甘く美味しいイモてんぷらがお皿を飾ってくれました。子供たちの声はもちろん、「おいしいー。おかわり!」。
 秋空の下、久々に土にふれ、収穫の喜びを体験した園児たちー。
 後日、園児のお母さんからお便りが届きました。
 車で畑の近くを通った時、子供が突然「ここは僕たちの畑だよ!イモほりした所だよ!」と、窓から身を乗り出すように叫んでいたと…。
 温かい親子の会話が聞かれてきそうなお便りでした。
 文、喜名保育園 石嶺元子

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