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2004年6月発行 広報よみたん / 8頁

保育の窓二十一 「楽しく食べる子ども」を目指す保育実践

保育の窓二十一
「楽しく食べる子ども」を目指す保育実践

♪体を作るのなんでしょう?
そーれは赤の食べ物よ
お肉に魚に豆・卵♪
牛乳・小魚・のり・わかめ♪
 「もしもしかめよ」のメロディーに乗せて楽しく、元気な歌声が響きます。主菜になるものを赤、主食になるものを黄、副菜になるものを緑に
分ける。
 保育所は乳幼児が一日の生活時間の大半を過ごす所であり、保育所における食事の意味は大きいと考え、楽しく食育を実践する。その導入として食事前に歌うのが「栄養のうた」です。食材(栄養素)を赤・黄・緑の三色に分類し、子供たちが分かりやすいように知らせていきながら、バランスよく何でも食べられるように促していく。食に関心を示し、楽しく、食欲を増進させるための手段として三角ランチョンマットがあり、上が赤、左下が黄、右下が緑色になっている。配膳当番は五歳児で「トンカツはお肉だから赤だよね」と、自分たちで自信を持って配膳できる日もあれば「カレーは、ごはんも入っているし、お肉も入っているんだけど…どこだろう?」と、仲間同士顔を見合わせることもしばしば…そんな時は、「これは何色?」と調理員に聞いて確かめる微笑ましい姿も見られる。
 そのような毎日の活動を通して、徐々に食べ物に関心が高まった五歳児、四月の活動として「栄養の歌」のペープサート作りをしました。歌詞に出てくる食材について話し合い、「オレは、ご飯なら描ける!」と、それぞれ好きなものを描き、裏には栄養素の色を塗り、完成したぺープサートは、四月のお誕生会で、スペシャルゲストとして初披露することになった。ドキドキしながらも、自信に満ちた笑顔で楽しんで発表してくれた子供たちでした。
 この実践を通し、さらに食に関心を持つようになり、今まで食が細かった子が意欲的に食べられるようになった子や、家庭からのお便りで「夕食の前には、栄養のうたを歌ってくれます。分かりやすくていいですね」と、家庭での食育への意識の変化が見られるように
なった。
 「食べることが生きることの基本であり、生命をつなげていく根源である」ということを念頭に、ランチルームを兼ね備えた南保育所で、一人一人の子供に「食べる力」が育つ環境づくりをし、未来を担う子供たちが、心身共に健康にすくすく成長しくれることを祈りつつ、日々の保育を充実させていきたいと思う。
文、南保育所保育士田原良子

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