琉球ガラス「現代の名工」
三人三様の技と美を堪能
読谷村立美術館において六月二日から三十日の間、特別企画展、琉球ガラス「現代の名工」技と美ー大城孝栄・稲嶺盛吉・桃原正男 三作家展ー」(主催、読谷村教育委員会・村立美術館)が開催されました。
一日、オープニングセレモニーがあり、主催者あいさつに立った、比嘉隆教育長は、「現代の名工の大城、稲嶺、桃原の三氏が一堂に会したすばらしい展示会はまさに異例であります。今回、この展示会に向けて一人方三十七点を制作しており、ここに展示された新作一一一点は見る者を圧倒します。三氏は奇しくも昭和十五年生まれの同期で、奥原ガラス製造所で同じ釜の飯を共にしたライバルで、現在までお互いに切磋琢磨し、宙吹きガラスという共通の技法でありながら独自の領域ですばらしい作品を生み出しています。」と述べました。
テープカットに引き続き、作品解説会も実施され、美術評論家の宮城篤正氏がコーディネートを務める中、三作家がそれぞれの作品の前で一点一点について作品紹介がなされ、参観者はその卓越した技法を駆使した作品に見入っていました。
大城氏は糸満市生まれ、平成二年に「現代の名工」。その作品は、精緻な技と華麗な手さばきで金彩、銀箔の気品溢れる作品を制作。
稲嶺氏は那覇市の生まれ、平成六年に「現代の名工」。廃瓶の再生ガラスを利用し、一般的に嫌われる気泡を逆手にとり泡ガラスという独自の造形美溢れる作品を創出。 桃原氏は横浜市生まれ、平成十三年に「現代の名工」。シンプルな中に多彩な技巧をこらし、天然植物の月桃で彩色し、風合いに満ちた作品を創っている。(※同展リーフレットより)