めざせ健康ゆんたんざ17
肥満を解消して生活習慣病を防ぐ! ~少しの体重減でも効果はあり~
九月に入って日も少しずつ短くなってきました。夏は暑くて運動できない…という方も、そろそろ動きやすい季節ではないでしょうか。「やせたいけど、やせられない」、「忙しくて運動する時間もとれない」という声もよく聞きますが、今回は太りぎみ、太り過ぎといわれたことのある方のために「肥満」をテーマにお話したいと思います。
◇肥満ってどうして悪いの? 前回は、血管を傷める「だんご四兄弟」についてお話しました。健診を受けた結果さほど悪い値でなくても、危険な仲間が二つ、四つと集まりだすと、危険な仲間を持っていない人に比べて何十倍も血管を傷めやすくなります。その仲間の一番目が「肥満」。読谷村の住民健診結果(図)をみると、普通体重の方に比べて肥満の方の有所見率は高血圧で一・五倍、高血糖ではなんと三倍ととても高くなっているのがわかります。肥満はいろいろな病気のもとになります。血管を傷める危険な仲間の高脂血症、高血圧、高血糖、そのほかの、高尿酸、なども肥満によって悪化し、心筋梗塞、脳卒中といった大きな病気につながるのです。そうなると、本人、家族の負担は大きく、社会的にも大きな損失となります。また、睡眠時無呼吸症候群による事故なども引き起こします。様々な病気のもととなる肥満は、解消することで生活習慣病を予防する大きな第一歩になるのです。
◇肥満を解消するには?
肥満はあまったエネルギーが余分に蓄えられた状態です。摂取したエネルギー量(食べた量)が使ったエネルギー量(基礎代謝や運動など)よりも多くて、余ると脂肪細胞の中に蓄えられます。食べた量と使った量が同じだと体重は維持されます。肥満を解消するためには食べた量よりも使う量を多くすれば良いのです。
体脂肪を一キログラム減らすためには約七、〇〇〇キロカロリーを消費する必要があります。例えば、体重二キログラムを半年で減らす場合、七、〇〇〇×二÷六か月(一八〇日)をすると一日あたり約八〇キロカロリーを減らして行けばいいということになります。
八〇キロカロリーというと、運動だけで消費しようという方はウォーキングを一五分程すると消費できます(体重六〇キログラムの人の場合)。食べ物では、ごはんをお茶碗の半分、お菓子でいうと黒砂糖を二三グラム(三~四個)、塩せんべいでは一枚分の量です。一年をかけて二キログラム減らす場合にはこの半分になります。逆に言うと、少しの量があまっていくと体重が増えて行くのです。日々の生活の積み重ねで、体重は増やすことも減らすこともできるのです。
◇賢い食べ方を!
一日のカロリー量と栄養バランスが適正でも、間違った食べ方は肥満の原因となります。
太りやすい食べ方とは…①早食い、②ドカ食い、③多い間食、④遅い夕食、⑤習慣的な夜食です。相撲取りは激しい運動でおなかをすかせた後、多量の食事をとってすぐ眠ります。効率よく体重を増やせる生活をしているのです。やせたい方は、夕食は遅くても九時までに済ませ、仕事等で夕食が遅い場合でも夕食後寝るまでに二時間はあけるようにするなどの工夫をするとよいでしょう。そうすると朝には健康的におなかがすくので朝食をきちんと食べることにもつながります。朝をしっかり食べることで昼食の早食い、ドカ食いも防げます。
体重が標準体重よりもオーバーしている方は、たとえ少しの体重減少でも生活習慣病の予防には非常に有意義です。反対にリバウンドでの体重増加はたとえわずかであっても逆効果です。「やせたい」「肥満を解消したい」という皆さん、お気軽に健康共生課までお問い合わせください。
文:健康共生課 又吉由樹子