読谷の自然(102)昆虫類【チョウ類】41 ~アマミウラナミシジミ~(シジミチョウ科)
前バネの長さが十六ミリメートルくらいの小型のチョウです。ハネの表がむらさき色、裏はかっ色の地に波模様があります。オスはメスに比べむらさきの部分が大きいので雌雄の区別がつきます。東南アジアからオーストラリア北部にかけて分布し、日本ではトカラ列島以南の島々に分布しています。
成虫の出現時期は三月から十二月。四月から五月に多く見られます。林周辺のやや暗い環境を好むので、御嶽林のまわりは観察しやすい場所です。村内では伊良皆のサシジャー周辺の林などで見られます。林縁の高いところをチカチカ青く光りながら飛び、オスは一定空間を占有する習性があります。食草はモクタチバナやシマイズセンリョウ、タイミンタチバナで、幼虫はこれらの若葉や花、実を食べて育ちます。
文・写真 沖縄県ミバエ対策事業所 小 浜 継 雄