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2005年11月発行 広報よみたん / 13頁

めざせ健康ゆんたんざ31  長寿の村読谷をめざして   ~糖尿病を予防しよう~

めざせ健康ゆんたんざ31
 長寿の村読谷をめざして
  ~糖尿病を予防しよう~

 11月7日から14日は全国糖尿病予防週間です。それに合わせて、読谷村では生活習慣病予防のための講演会を予定しています。多くの皆様が参加し、自分の健康づくりに活かしていただければと思います。そこで今回は糖尿病の予防についてお話いたします。
 糖尿病は、体の中のインスリンという血糖を下げてくれる唯一のホルモンがうまく働かなくなる状態をいいます。インスリンがうまく働かないので、血液中の血糖値を下げることができず、血糖が高くなってしまいます。それが体に悪さをしていき、失明、腎不全(透析)、神経障害などの合併症が出てきます。
 よほど血糖値が上昇するか、合併症が現れない限りは自覚症状がないというのが厄介です。初期のうちは症状がほとんどないので、「痛くもかゆくもないから大丈夫」と放って置くと合併症が出てきてしまった…ということになりかねません。糖尿病の合併症で透析が必要になってしまって現在療養中のAさんは「こんな風に悪くなるとは思わなかった。誰も教えてくれる人はいなかった…。」と話していました。
 さらに糖尿病で怖いのは、糖尿病まではいかない「境界型」の方でも心筋梗塞や脳卒中などの血管病になるリスクは糖尿病の方とさほど変わらないということもわかりました。痛くもかゆくもない段階から血管病はすぐそこへ迫っているのです。
 痛くもかゆくもない糖尿病を予防するためには、「バランスの良い食事」、「適度な運動」、「規則正しい生活習慣」ともうひとつ、「健診を受けること」が大事です。健診を受け、御自分の生活習慣を見直し、病気の予防へお役立てください。
 読谷村では生活習慣病発症の予防、若い人の死亡を減少、生活の質(QOL)の向上を目的として『いきいきよみたん21(読谷村健康増進計画)』を策定いたしました。読谷村は若い方の死亡が全国や沖縄県の平均と比べても高く、このまま若い方の死亡が多いと、トゥシビー祝いの時の記念写真が、親の世代がいない、お年寄りと孫だけということにもなりかねません。『いきいきよみたん21』の表紙の紅いも家族のように、いつまでも3世代一緒に仲良く過ごせる読谷村でありたいですね。
※生活習慣病予防講演会※
場所:村総合福祉センター
日時:11月12日(土)
   15時~17時
入場無料
講師:仲地健医師(翔南病院)
□問 役場健康増進課
    5982-9211
  文・健康増進課
    保健師 又吉由樹子

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