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2006年7月発行 広報よみたん / 5頁

産廃処分場建設反対! 村民総決起大会を開催

 6月18日、管理型産業廃棄物最終処分場建設反対村民総決起大会が、村文化センターふれあい広場で開催され、読谷村選出の両県議、村議会の代表者をはじめ、約2000名(主催者発表)が参加しました。
 計画予定地は、都屋、楚辺、波平、大添区の住宅や、社会福祉施設、学校等が近接しており、これらの地域は、過去に産業廃棄物処理施設からの悪臭やダンプ車両等による粉塵撒き上げなど、生活環境が著しく阻害された経緯があります。また、当該地域近くには、既に多数の廃棄物処理施設があり、県内の約45%(容積比)が集中しています。
これらのことから、値域、村議会は、認可権を持つ県に対し、建設反対の旨を伝え、建設を許可しないよう要請を行ってきました。
 実行委員長の阿波根都屋区長は「この産廃処分場あっての、村の発展はない。子々孫々の繁栄のために、我々は立ち上がらなければならない。」と建設反対を訴えました。
 大会に次のことを決議し、建設断念まで反対運動を継続することを確認しました。
大会宣言決議(一部略)
先人達が築いてきた快適な生活や、豊かな心を育む自然を守り、次代を担う子どもたちのために、次の理由により建設を反対します。
①村の公共施設を始め、学校、病院、保育園等に隣接する場所にこれ以上の産業廃棄物処理施設は必要ない。
②環境破壊につながる環境ホルモンの発生、ばいじん等による大気汚染、地下浸透による水質汚染、これらの原因による健康被害。
③過去の産業廃棄物処理施設からの悪臭発生や、搬入車両による粉塵被害を経験した経緯から、これ以上生活環境が著しく阻害される不安
以上3つの観点から、次代を担う子供たちのために管理型産業廃棄物最終処分場建設計画中止まで村民の総力を挙げて闘いぬくことを宣言する。

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