vol 37 めざせ 健康ゆんたんざ
生活習慣病予防のために ~自分のお腹まわりを測ってみよう~
桜の季節となり春の気配が感じられますが、まだまだ肌寒い季節ですね。2月1日~7日は生活習慣病予防週間で、今年は「ウエストのサイズダウンで健康アップ!」をスローガンとしています。そこで今回は生活習慣病とウエストサイズについてのお話をしたいと思います。
あなたはご自分の腹囲(ウエストサイズ)を知っていますか?平成18年度から住民健診の中でも腹囲測定を行っています。腹囲を測ることで、メタボリックシンドロームの内臓脂肪の蓄積がわかります。内臓脂肪の蓄積はCTスキャンでよくわかりますが、手軽な方法として腹囲を測定することで、内臓脂肪の目安をつけることができます。
内臓脂肪型肥満がある人は、高血圧、高脂血、高血糖などを重ねて持ちやすくなり、さらに血管が痛んでしまって心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなります。これがメタボリックシンドロームです。
あなたのお腹は大丈夫ですか?以前と比べてズボンやスカートのサイズが変わってきたという方もそうでない方も、腹囲を測って基準値と比較してみてはいかがでしょうか。健康増進課では健康相談を行っています。ぜひご自分の健康づくりのためにご活用ください。
健康増進課 保健師 又吉由樹子
≪腹囲の基準値ってどのくらい?≫
男性85cm以上 女性90cm以上
※腹囲が身長の半分以上だと要注意です。
≪腹囲測定の方法≫
ポイント
①位置:おへその高さで水平 に測ります。
②姿勢:両足をそろえて立ち、 両腕は体の脇に自然に下ろ します。
③呼吸:呼吸は自然に行い、 軽く息をはいた後に測ります。
図1)内臓脂肪と皮下脂肪
筋肉(黒く写った部分)に囲まれているのが内臓脂肪です。同じ腹囲でも内臓脂肪型と皮下脂肪型の肥満があります。内臓脂肪型の肥満はより生活習慣病を進めてしまいます。