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2007年5月発行 広報よみたん / 2頁

産業廃棄物最終処分場 建設断固反対!!

産業廃棄物最終処分場 建設断固反対!!

 4月14日、管理型産業廃棄物最終処分場建設反対村民総決起大会(主催:同実行委員会・読谷村)が、沖縄クリスチャンスクールグランドで行われ、総勢2000名の村民が参加し建設反対を訴えました。
 安田村長は「許認可権を持つ県は、法的に条件を満たせば認可を出さざる得ないという姿勢です。このように住宅や福祉施設が集中するこの地において、安易に許可をしてよいものだろうか。地域の住民の声を聞くべきではないか。将来、一企業の為に、村民が負の遺産を負いかねない。一致団結し、子々孫々の為にも、建設阻止へと立ち上がろう。」と呼びかけました。
 楚辺区生徒代表として決意表明をした比嘉つかささん(読高3年)は「産廃でいっぱいになるまで、企業は同施設を管理すると思いますが、いっぱいになった後も本当に責任をもって管理してくれるのでしょうか。私たちはこの読谷の美しい環境・自然の中で生活をしていきたい。」と訴えました。
 建設予定地は、都屋区、楚辺区、波平区、大添区の住宅や診療所、老人ホームなどの福祉施設が近接しており、これらの地域一帯は戦後間もない頃からコーラル採掘場となり、住民は長い間発破による家屋損傷や粉塵、ダンプ車両公害等に悩まされ、忍従を強いられてきた地域でもあります。しかも、県が進めている産業廃棄物処理施設建設の立地候補地選定作業においても、文教地・厚生地に近接しているとの理由から『立地にふさわしくない地点』として候補地から除外されている地域でもあります。
 また、埋立が予定されている産業廃棄物は、ばいじんや燃え殻、汚泥、鉱さいなど、埋め立てた時に、地下水を汚染する可能性があり、これらは埋め立て後、半永久的に埋立地を管理する必要性がでてきます。
 大会にて儀間景子さん(村婦人会会長)は「我々読谷村民は、安心・安全な読谷村の土地を守り、次代を担う子どもたちの為にも、建設計画が撤回されるまで戦い抜く。」と大会宣言決議文を読み上げ団結を誓いました。
 決議文は、沖縄県知事、建設申請をしている(株)塩見ホールディングス、(株)アペックス、(株)沖広産業に提出され、村民の総意が示されました。
写真説明 決意表明を行った比嘉つかささん

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