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2007年10月発行 広報よみたん / 2頁

読谷村ノーベル平和賞を夢見る村民基金交付事業

読谷村ノーベル平和賞を夢見る村民基金交付事業

「自ら考え自ら行う地域づくり」事業を創造的かつ効率的に行うために次の事業に助成する。
(人づくり、文化創造活動、ゆいまーるによる福祉活動、地域経済活動の活性化、みどりの環境づくり、平和創造活動)
村や地域づくりの為になるユニークなアイディア(企画)を募集しています!!
 平成19年度前期のノーベル賞を夢見る村民基金の「自ら考え自ら行う地域づくり」事業として5件の申請事業が審査に付されました。すべての事業が基金の趣旨に合致するものとして、村長に審査内容が報告され、9月19日、認定された事業の実施団体に対して助成金の交付決定通知が行われました。
 助成金交付式
 交付式で村長は、地域に花壇を設置して地域をきれいにするほか、マイバック運動でのゴミを減らす取り組みに感謝し、村民的な大きな運動につながることへの期待を示しました。障害を持ちながら海外での個展を開く波平雄介さんについては、世界での更なる活躍を激励し、字誌発刊や永和の塔への刻銘の取り組みについては、役員の労をねぎらいました。
 交付を受ける団体からは、「読谷村が良くなるように有効に使いたい。」との感謝とお礼の言葉がありました。
今回の交付対象事業
 ・ 高志保字誌発刊事業(高志保区)100万円
 ・ 永和の塔追加刻銘取組事業(座喜味区)20万円
 ・ 大湾入口緑化・花壇づくり事業(大湾区)30万円
 ・ マイバック推進運動(商工会女性部)30万円
 ・ 波平雄介琉球平和風景画展派遣事業(波平雄介活動を支える会)50万円
 運営審査会
  審査会は、議会、村内各団体長、役場職員から選ばれた委員と公募村民、副村長の14名で構成されています。
 9月4日の審査会では、今年4月から9月までに受付された申請事業について、実施団体から直接説明を受け、申請事業が基金設置の趣旨目的と合致しているか、事業実施に伴う事業効果などについて審査が行われました。
 事業募集
 役場では、今年度の後期分の対象事業の申請を受付しております。
 地域づくりの事業を計画されている皆さま、この制度を活用してはどうでしょうか。
 また、次年度に事業を計画していて基金制度についてもっと詳しく知りたい方、役場担当課(企画財政課982-9205)までご相談ください。
 ※申請書、様式はホームページからダウンロードできます。

条例設置の経緯
 昭和63年から平成元年にかけ、「自ら考え自ら行う地域づくり」を目的に、政府がふるさと創生資金として全国の地方自治体に1億円が交付され、各自治体が様々な取り組みをしました。
 読谷村では、交付された資金を将来の人材育成や地域の活性化のためにあてることとして、平成元年3月に「読谷村ノーベル賞を夢見る村民基金条例」を設置しました。
 助成事業は、基金から生じる果実(利息)を運用して助成を行うもので、基金創設から平成18年度末までに169件(6,058万円)の助成事業を行っております。

Q&A
どうしたら助成金が受けられるの。
 Qどんな団体に交付されるの?
  読谷村在住の方であれば、個人でも団体でも可能です。
Q どんな事業が対象になるの?
  自ら考え自ら行う地域づくりのために、村民のユニークなアイディア、発想に着眼し、村民の自主的な事業の企画・立案に対して助成されます。
Q 助成されない事業は?
  個人的な趣味や教養を身につけるためのもの、当基金以外の補助制度で助成されているのものについては助成されません。
Q 手続き方法は?
  申請書様式を企画財政課で受け取り(ホ  ームページでもダウンロード可能)、その他、必要な書類(事業計画、予算案、団体の実績)を揃えて企画財政課までお申し込み下さい。
Q 申請をしたら、すぐに助成されるの?
  申請したら、年2回の収益金運営委員会で審査を行い、認められた事業が村長へ具申され、助成金が交付決定されます。
  申請する際には、計画性をもって早めの申請を行って下さい。

対象事業別過去の実績
(1)国内交流・国際交流・文化交流及び村または各字地域の人材育成に関すること
  欧州4カ国視察研修(読谷村建築士会)、大連・読谷文化交流事業(新風の目会)
(2)地域の伝統芸能と歴史の保存に関すること
  比謝矼誌発刊事業(比謝矼編集委員会)、喜名棒の復活・継承事業(喜名区組踊保存会)
(3)地域福祉活動の支援及び健康増進に関すること
  沖縄県身体障害者スポーツ大会(読谷村身体障害者協会)、重度通所更生施設等視察研修(読谷村障害児を守る父母の会)、
(4)地域特産物の開発・起業及び産業の振興に関すること
  漁協婦人部先進地視察長崎県(読谷村漁協組合)、テンペ加工品の技術取得研修(読谷村農漁村生活研究会)
(5)環境美化と景観保全に関すること
  座喜味川沿岸つつじ植栽(座喜味川を蘇生させる会)、観音堂公園環境美化活動(喜名区)、果樹栽培講習会  開催(熱帯果樹サークル)
(6)平和創造活動及び沖縄戦の資料の収集に関すること
  楚辺誌「戦争編」発刊事業(楚辺誌編集委員会)、シムクガマ救命洞窟の碑建立(波平公民館)
  対象事業には上記の他に、(7)総合計画に基づく地域振興に関することなどがあります。申請事業が基金の趣旨にあうか確認し、申請して下さい。

写真説明
▲大湾入口緑化・花壇づくり事業 ▲波平雄介琉球平和風景画展派遣事業

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