本土農協めぐり
神谷乗敏
四月三十日私達は香川県中央会の宮本求氏の案内で三豊郡豊中町の笠田農協を訪ねた。豊中町は町村合併により元の桑山村、元山村、上高野村、笠田村、比地大村の五ヶ村が合併して出来た町である。
瀬戸内海に面した観音寺市からバスで約一時間も山手に這入った処で、総戸数二、六○○○戸、人口一三、○○○人で耕地は、一、五○○百(一、五○○町歩)町内に県立農学校がる。
笠田農協は合併前の笠田村二十一ヵ部落のほぼ中心に位置して本部以外に四ヵ所に支部を持っている。
組合長大西幸三郎氏は県中央会理事、地区協議会長、三豊煙草耕作組合理事、豊中共済組合長など多くの重要職を兼ねた多才、多忙な方で笠田農協の生たちについて次のように語られた。
この組合の創立は大正二年、村の篤農家で四国でも、指の大地主で祖先から勤倹で人望の厚い鳥取さんという方が初代の組合長で、その後を鳥取氏の長男が継ぎ爾来初代組合長の徳望と勤倹貯蓄の精神が継承