〔41号2ページの続き〕
二○、○%
内心的原因が二一四人で二七、○%
その他の原因が二九人で三、五%
ここで家庭的原因を更に下げて調べてみると
家庭放任 二九○人
家庭不和 七
家庭貧困 一○
父母欠陥 七
小使銭の不足 六一
食糧不足 二
躾が甘い 四
保諸者虐待 四
家庭不純 四
家庭厳格 三
計 三九二人
となっておる。家庭的原因の中で最も多いのは家庭の放任であるが、若し家庭の父兄やその他の保護者が家庭教育や子供の躾け方、校外生活指導に熱慮と温い愛情をもってのぞむならば少年犯罪の大半を防止出来ると推察される。