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1962年11月発行 読谷村だより / 2頁

みんなそろって健康診断 十一月十九日から結核予防週間

みんなそろって健康診断 
十一月十九日から結核予防週間

十一月十九日から二十五日まで全琉一斉に行われる結核予防週間を中心に全村民こぞって結核予防に協力しもって一日も早く本村から結核を撲滅しましょう、戦前結核は不治の病とまでいわれた恐ろしい病気でありますが近時医学の進歩に伴い病気の早期発見をすることにより完全にしかも、短期間に快復できるようになりました。

◎健康診断はなぜ必要か
一 結核はなおる
 皆さんの中には健康診断を受けて「結核」だと診断された場合、それはいやな病気であるし、世間態も悪いという考えを持つ方が居られるんじゃないでしょうか。それで、健康診断も徹底しません、したがっていやな病気と言う思い違いをしていたずらに時を過ごして長年苦しまねばなりません。
治らない病気、非常に長期の療養を要する病気にならないようにするために検診が行われていることを知って戴きたいものです。結核は早期のうちに、簡単に、しかも短時間で完全に治し切ることが出来るのです。

二、結核は無自覚の病気である
 結核は普通の病気と違い無自覚性のものであります。肺には神経が行っていないから痛くも、かゆくもなく空洞が出来ても分かりません。結核は伝染力が強く無自覚の中に感染し発病する者が多いのですから、元気でいても一年に一二回は是非健康診断を受けるようにして下さい。

三、健康診断はあなたのとくになる
 健康診断を受ければあなたの子供と家族を結核から守ることが出来ます。つま

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