第十四回共進会　渡慶次区が優勝
　一九六四年第十四回共進会は三月二十八日から三十日迄の三日間に亘り開催、大変賑った。初日は展示品の搬入、審査、二日三日目は一般参観、引続き三十日はひるから読谷沖映で褒賞授与式を行った。
　展示会場には農産物、農産加工品、農産物参考品、手芸、洋和裁、工作品並びに二百年前の読谷山花織十点、村の実態を表わした統計図表等を展示、連日村民多数の参観者がつめかけた
　褒賞授与式には経済局大城専門普及員、稲嶺海外協会長、知花立法院議員を始め、村内外多数の来賓と五百余の会員が出席、読谷中校バンド隊の村歌吹奏で厳粛に幕を開けた。
　配点は生産関係、生活改善の状況、文化の状況、部落納税状況、農協への協力状況、農業団体育成状況の六項目に分け、総合で渡慶次が一位、宇座二位、波平三位で一位には優勝旗を授与、盛大裡に共進会を閉じた。