読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1965年4月発行 読谷村だより / 1頁

式辞

式辞 
村長 池原 昌徳
 本日、一九六五年度に於ける本村産業共進会並びに納税褒彰授与式を挙行するにあたり琉球政府経済局、畜産課長、知花立法院議員其の他村内外より来濱多数の御臨席を賜わり超満員の会員各位の御賛同を得て、かくも盛大に、本式典を挙行することが出来まして深く感謝申し上げます。
 さて、本村に於ては一九五一年より産業共進会を催し今年までに第十五回目を迎えたのでありますが、本年も三日間にわたり農産物をはじめ農産加工品、家畜及手芸品、読谷山花織等の展示会、各種統計資料に基づく産業の実態、行財政の図表等その内容は村政全般に及ぶものにして、過去十五ヵ年にわたる共進会の評価は実に大きく、その積重の結果によって今日の読谷村が築かれたものと信じます
 よって本日優秀な成績を収められた部落及び個人、そして共進会に参加された多数のお方々には本村産業の振興、村行政の確立、村民福祉増進のために、日頃の並々ならぬ御努力に対し深く敬意を表すると共に本日表彰を受けられた団体及び個人の皆様に、心から御祝申し上げます。
 ときに昨年は、暴風もなく、雨もよく降ってすべての農作物は実によく稔りました、特に我が沖繩の基幹産業である管庶作は、史上最高の農作となりましたが困ったことに昨年末から下落の一途を辿った砂糖相場により、沖繩の糖業は重大事点に直面しているといわれます。この秋にあたり琉球政府はじめ、立法院、
    二面へ続く

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。