100歳ルポ 100歳おめでとうございます カチャーシー踊りで余裕シャクシャク 山内マシさん体力はまだ七〇代 棚原カマさん玄孫含め九二名 池原ツルさん年を感じさせないカチャーシー踊り 比嘉平三さん竹細工で入賞
「長寿おめでとう」「長寿バンザイ」ー敬老の日の九月十五日、村内各地ではお年寄りの長寿を祝う多彩な祝賀行事が催されにぎわった。
この日は、明治・大正・昭和と激動の三代を生き抜いて来られたお年寄りに対し、労をねぎらい、うやまい、そして誰にとってもさけて通ることのできない老人の福祉について認識を新たにする日であり国民の祝日となっている。
この日は、久々の好日和にめぐまれ、中にはじいさん、ばあさんを連れ立ってピクニックやホームバーティなど、子や孫達と楽しい一日をすごす老人達の姿も見られ、笑顔に満ちあふれていた。この日の主役は何んといってもお年奇りであり、小さい孫たちのプレゼントや「肩をたたきましょう」タントンタントンと、この日の老人デーを心ゆくまで楽しむ睦ましい光景がいたるところで見受けられた。
一方、村役場においては、七〇歳以上のお年寄り一、四一〇名に心づくしの敬老見舞金を贈りお年寄りの長寿を祝福すると共にこれからの長寿を心から祈念いたしました。
ところで、ことし村内、(出身含)で一〇〇歳になられる方が四名もいらっしゃいます。宇座出身の山内マシさん、同棚原カマさん、渡具知出身の池原ツルさん、それに座喜味出身で現在恩納村在特別養護老人ホーム「谷茶の丘」に入所なされている比嘉平三さんの四名。
一村で四名の一〇〇歳は全国でもめずらしく、村においても今だかってない快挙であり、読谷村の誇りでもある。一〇〇歳を迎えられた方々には、内閣総理大臣から祝状と銀盃。県知事からは祝状と記念品、村長からは記念品がそれぞれ贈られました。
その伝達式には、大島県生活福祉部長、伊波俊成県社会課長、山内徳信村長、安田慶造助役、池原恒徳収入役はじめ関係者が一〇〇歳を迎えられる方々を訪問し、福田首相から託された祝状と銀盃の伝達と同時に県知事、村長からそれぞれ記念品を贈り長寿をお祝いたしました。
広報よみたんでは、村内で一〇〇歳「四名」という前代未聞の中で伝達団一行とそれぞれの世帯を訪問し一〇〇歳ルポをすることにした。
山内マシさん 体力はまだ七〇代
伝達団一行はまず、午前十時三〇分宇座区山内マシさん宅を訪問。山内家では子・孫・ひ孫などの親族一同、それに長寿をあやかろうと宇座区老人クラブ員多数が出席し伝達が行われた。
マシばあさんは、この日を待っていましたとばかり、にこにこと一行を出迎えていた。マシばあさんは孫の嘉正氏夫妻を側に置き、大島部長から祝状、銀盃、祝金、記念品など次々に伝達されると、ついうれしさをかくしきれず「長生きはするものですね」と万遍笑顔で語りかけていた。また、よろこびの余り、カチャシーで小踊りするなどの余ゆうを見せていた。
棚原カマさん 玄孫含め九二名
次いて一向は、棚原カマさん宅を訪問。同家でも親族一同全員が集合し伝達団を待っていた。
カマばあさんは孫の栄春氏夫妻を従え祝状、銀盃を伝達された。カマばあさんは、その銀盃が内閣総理大臣からと聞いてびっくり仰天。目を白黒させるなど健康な色つやを見せていた。
カマおばあさんは子宝にめぐまれ子・孫・曾孫・玄孫まであわせ九二名を数える大親族。この日の棚原家はカマばあさんを囲み夜おそくまで長寿を祝う祝宴がもたれていた。
池原ツルさん 年を感じさせないカチャーシー踊り
棚原家を後にした伝達団一行は正後すぎ渡具知の池原ツルさん宅を訪問。同家でもツルばあさんの長寿を親族一同が集まってお祝していた。
ツルばあさんは年始めにカゼをこじらせ長いこと病床についていて一族を心配させたが、今では一〇〇歳を感じさせない程元気になられ、うまそうにタバコを一服のみほす姿は年齢を感じさせない程の若々しさでした。また、軽やかな口三味線にのってリズミカルにカチャーシーを踊るツルばあさんは実に若々しく、お祝にかけつけた親族をよろこばせていた。
比嘉平三さん 竹細工で入賞
伝達団一行はさらに恩納村在の特別養護老人ホーム「谷茶の丘」に比嘉平三翁を訪問した。同ホームでは平三翁の一〇〇歳記念と併せて米寿を祝う敬老祝賀会が盛大に催されにぎわっていた。
平三翁は以前に比べすっかり元気になられている。同ホームの生活にも慣れ、元気はつらつとすこやかに過ごされ、この日は入所者老人、職員をはじめ、お祝にかけつけた福祉関係者から盛んな祝福を受けていた。
また、平三翁は手先が器用で竹細工の技量は抜群。同園ロビーでは平三翁が編み上げたザル、カゴなどの竹細工がところせましに展示され、にわか個展が開かれていた。平三翁の作品は先の全沖縄老人作品展示会に出展し入賞の腕前。