夏バテ防止に「う」の字のつく食べ物を
わたしたちの体は、体温を調節するために、常に発汗作用を行っています。
とくに夏は、これといった汗をかかなくても、一日に九百CC(牛乳びん約五本分)にものぼる水分が、わたしたちの体から蒸発するといわれます。このときの”蒸発熱”が体温を奪い、調節作用を果たすのですが、同時にそれなりのエネルギーを使います。ですから、発汗作用が激しいと、その分よけいに疲れ、夏バテの原因にもなります。
夏バテは、やがて体力の衰えにつながるのですが、そうならないうちに回復させるのが、健康保持の秘訣です。それには、夏の食生活をどう工夫するかが大切なポイントになります。
ところで、日本人は昔から、夏の土用の丑(うし)の日にウナギを食べる習慣があります。また夏の暑い間は、ウメボシやウリを好んでよく口にします。
ウナギは、たんぱく質や脂肪、ビタミンAを多く含む”スタミナ源”として重宝がられ、ウメボシは食欲を増進させ、新陳代謝を活発にする働きがあるといわれています。
夏バテ防止に「ウ」の字のつく食べ物を-わたしたちの祖先が生んだ、すばらしい”生活の知恵”といえます。
また、食品では、でんぷん質より脂肪分を多くとるように心がけたいものです。
そのためにも、毎日の食卓に小出しのできる酢やウメボシ、サラダオイル、ゴマ油などを常備しておくとよいでしょう。