あでやかに村成人式 五一一名が大人の仲間入り
今年本村で成人を迎えられた方は五一一名。これら成人者の門出を祝う第十六回村成人式が去る一月十五日「成人の日」の午後二時から読谷小学校体育館で開かれ、はたちを迎えた若者約二五〇名が参加し、大人社会への仲間入りを盛大に祝った。
この日は成人者の晴れの門出を祝うかの如く好天に恵まれ、その中を男子はピシッときまった新調の背広姿、片や女子はきらびやかな日本髪にいろ鮮やかな振りそで姿が多く、式典会場は開式前から華やかで、若さがいっぱいみなぎっていた。だが、それぞれの成人者は大人社会へのパスポートを手にする中で、未知の可能性への挑戦ラインとあって式典に臨む姿はちょっぴり緊張しきっていた。一方、会場には若者たちを激励、その門出を共に祝おうとする一五〇名の来賓も参列し、式典会場はいっそう華やいでいた。
式典はまず、安田助役の開式のことばで幕を開き、村歌育唱のあと山内村長が式辞を述べた。式辞の中で山内村長は「ここに成人の日を迎えられ心からお祝い申し上げます。皆さんは今日から成人として、いろいろな権利が与えられます。一人まえの人間としての権利が与えられるということは、誠に意義深いことであり、同時に社会人としての重い義務と責任がおわされたという自覚が心要になります。
皆さんは二〇代の夜明けを迎えたわけでありますが、真に次代のホープとして、また若者らしいエネルギッシュな実践力をもって、地域社会の、ひいては日本の、いや世界の発展のために活躍をしていただきたい。どうか、くいのない青春を!夢と情熱に燃えた人生航路を自らの努力によって切り拓くよう期待したい」。と式辞を述べていた。
また、新垣村議会議長、新崎教育長、上地読青協会長からもそれぞれ祝辞を受けた。これに対し、成人者を代表して新垣幸雄君と知花恵子さんは「大人としての責務を重んじこれからの社会に一生懸命頑張りたい」。と力強い答辞を述べた。
式典後はアトラクションとしてステージでは、歌声あり踊りありで始終華やいだムードが漂い、時のたつのを忘れさせていた。(写真)あでやかに五一一名が大人の仲間入りをした。
※写真は原本参照