昭和二十年四月二日、米軍の沖縄上陸の翌日、波平区に起った忘れ難い惨劇の日です。
チビチリガマの集団自決、八四名の尊い命がこの悲惨なできごとの中で失われていきました。
戦争による悲惨なできごととは言え、遺族や波平区にとってあまりの無念さと心の痛みが四十数年の沈黙の中で過ぎていきました。今、その沈黙の時を越えて波平区では遺族らとともに慎魂と平和の願いをこめて、チビチリガマ平和の像の制作が進められています。昨年十二月二六日の起工式から現在まで遺族を含め五〇〇名余の人々の手が平和の像の制作にかわってきました。
制作の中心となっている金城実氏(大阪在)-長崎平和の母子像、残波大獅子を制作-も「自分の芸術家としての命をかけて全身、全霊をかけて取り組まなければできないこと」と言い、この像の持つ意義の重大さは遺族のみならず村民にとってもはかりしれないものがあります。
平和の像はほぼ完成に近いものとなっており、来たる四月二日、自決の日、現地での除幕が予定されています。
上地盛栄波平区長を建立実行委員長として波平区では区民全体の取り組みとして像の完成を待ちわびています。
尚平和の像の建立、ご協力に関するお問い合せは波平公民館までご連絡下さい。