読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1987年2月発行 広報よみたん / 3頁

幅広い文化活動を 読谷アーツ

 昨年十二月十六日に行われた「室内楽の夕べ」は一流奏者による生のクラシックコンサートとして村内に大きな反響を呼びました。地方でこうしたコンサートの催しは極めて希なことで村民の注目を集めましたが、これを企画したのは昨年十二月十日に結成された「よみたんアーツ」(岳原宜正代表)という村内の有志で構成しているグループです。よみたんアーツ結成の理念は読谷に青少年の才能を触発する世界の優れた文化を導入し、広場の哲学をおこすことであり、若い人々に「調和の中に見い出される美の価値」と「手づくり文化に通い合う心」伝えることです。そしてその感動によって人の意識と社会の改革へとつなぎ、めざすべき時代の形成を担っていくということです。
 昨年五月の沼田園子・蓼沼明美さんのヴァイオリンとピアノのジョイントに続き、十二月には両氏に加えて菊地知也(チェロ)によるクラシックコンサートを開催しましたが小中学生を含め千人以上が詰めかけ大きな感動を受けました。よみたんアーツでは地元の音楽家の発表会と、村外からの一流の音楽家による公演の年二回の公演を今後開催していきたいということです。これまでの企画を通して村内の音響施設の足りなさを痛感しましたが、共同作業によって手づくりの音響板を作成し公演を成功させたこともこれからのグループの活動にとって大きな意義があったとしています。
 当面クラシックコンサートがグループの取り組みになっていますが、将来はもっと幅広い文化活動を展開していきたいと考えており、本村の豊かな文化を継承・発展させ、さらに新しい文化の創造と可能性を生み出そうとしています。
 めざすべき時代、それは文化と平和の拠点東アジアのジュネーブ読谷であり、よみたんアーツの壮大な夢とロマンが広がっていきます。

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